「トモダチコレクティブ」特別対談 <ユナイト×CHISA&将吾>
対談メンバー:LiN、ハク、莎奈、CHISA、将吾
■「良い意味でライバル的な感じの期間があったんです」(CHISA)
――1月から始まるユナイト6周年記念主催イベント「トモダチコレクティブ」には「CHISA&将吾」名義で参加されます。まず伺いたいのは、出会いのきっかけ、この中で一番ユナイトのメンバーと付き合いが古いのはどなたですか?
ハク:将吾さんと俺かな?
将吾:たしかキャンゼルが始動して3ヶ月くらいだったかな。
ハク:もう9年前くらいですね。未緒さんが、将吾さんの当時やっていたバンドを好きだったんです。俺もその影響で好きになって、ちょくちょくライヴを観るようになったんです。最初に挨拶したのは仙台かな?
将吾:懐かしいなあ。
ハク:たしか仙台で対バンイベントがあって、どこかのパーキングエリアで「好きです」って話しかけたのを覚えています。
将吾:昔すぎて記憶が曖昧なんだけど、そこで初めてまともに会話したような……CDを交換したりして。
――その後、DIV、ユナイトとしてレーベルメイトになるわけですね。
CHISA:でも最初はあんまり共演する機会も少なくて、カメレオ・ユナイト・DIVって良い距離感だったというか、良い意味でライバル的な感じの期間があったんです。「負けないぞ」みたいな。それを経て、「1回皆で集まって何かをしよう」となり。
LiN:「3バンドで何かやろう」って言われて。
CHISA:2014年の「DANGER fes 2014 -Christmas Party-」になったのかな。その前に全バンドが集まって「皆で仲良くしよう」みたいな会があったんですよ。
莎奈:僕が入った時期(2014年夏)くらいからその「仲良くなろう」みたいな雰囲気がありましたね。
将吾:「もっと仲良くなろうぜ」じゃないけど、そういう席を事務所が開いてくれて。でも最初は趣旨に反してバンドごとに固まってたよね(笑)。
LiN:大変だったねえ。
――どう大変だったのですか?
莎奈:「誰が全員をまとめんねん」って空気でしたよね(笑)。
CHISA:でも普通にすぐ打ち解けた印象がありますけどね。
「誰がまとめんねん」なのはあったんですけど、そのイベントで全バンド入り乱れてセッションバンドをやったんですよ。
将吾:やったねえ。
莎奈:なつかしい〜。
CHISA:ニコ生の企画で、くじ引きしてセッションバンドのメンバー決めたんです。そこからは「やるしかない」っていう空気になったんですよ。それでセッションバンドごとに打ち解けていって。
――そこからコミュニケーションが始まったと。
CHISA:僕、LiNくんと莎奈くん、カメレオのDaisukeくん(Gt.)、Kouichiくん(Ba.)のセッションだったね。
莎奈:それで僕らはMUCCさんの曲をやったんですけど、おもしろかったですよね。それで「またもう1回やりたいですね」という雰囲気になったんですよね。
LiN:好評でしたよね。
CHISA:「地方でやりたいね」って話もあったし、お互い会うと「いつやるんだ」って話になってはいたんですけど、色んな事情で実現にはいたらなかったんです。なので今回また共演できるのは単純に嬉しいですね。
――CHISAさん、将吾さんは「トモダチコレクティブ」ツアーには金沢と東京公演に参加されます。このツアーはタイトル通り、「友達」を誘うというコンセプトなのですが、最初に誘ったのはどなたですか?
CHISA:LiNさんです。
LiN:本当に無理なお誘いをしてしまい申し訳ないんですけど……(苦笑)。
――それはスケジュール的に難しいという意味ですか?
将吾:そこで頼ってもらえるのは嬉しかったです。
CHISA:たしかに他の前後がなくて金沢だけというのはなかなか……。
僕らはライヴ活動をしているとはいえ、正式なバンドではないので、声をかけてもらって嬉しかったです。
LiN:逆に今度そっちで何かあれば、すぐウチらも全国どこでも行きます。
ちなみに何の曲やるの?
CHISA:DIVとユナイトの曲がメインになるのかな。
僕ら今発信するものがないので、「偽ユナイト」という感じでやれたら……(笑)。
バンドもなくなっちゃって、望んだ形の共演ではないのかもしれないですけど。バンド時代にもっといろいろやりたかったなというのはあるので、お互いに今後につながるようなライヴにしたいです。
それに、金沢で思い出作りたいですよね。
ハク:いい思い出作りたいな!
■「そういう引率力、うちのバンドにないじゃん(笑)」(LiN)
――そしてCHISA&将吾のステージではLiNさんとハクさんと莎奈さんがサポートとして参加されるそうで。
何か考えていることはありますか?
CHISA:ノープランですよ(笑)。でも一回セッションをやったことある同士なんでなんとかなる。
――たとえばCHISA&将吾のステージ以外でもライヴの最後はセッション……みたいなことは?
LiN:なんかしないとねとは言ってるんですけど(笑)。
莎奈:各地でもいろいろあったら面白いと思うんですけどね。意見を募集中です(笑)
LiN:最後になんかやるって言ってもさ、そういう引率力、うちのバンドにないじゃん(笑)。
一同:(笑)
CHISA:そういうのがあるバンドの方が少ないんじゃないの。ウチだってなかったよ。とにかく、期待をしてほしいけど、”過度な”期待は……(苦笑)。
――過度な期待とは?
CHISA:なんというか、良い意味でその日のライブの”起爆剤”になれたらいいなと。あとは「本バンド」の皆さんがちゃんとしてくれたら。もちろんファイナルと金沢の2公演、真面目にやるんですけど。逆に言うとかなりレアなライヴが見られると思います。
――金沢の共演者はダンスグループのSHARE LOCK HOMES(SLH)ですね
LiN:今考えていることなんだけど、ライヴが終わってバンド同士で打ち上げで仲良くなったりするじゃん? それってイベントの後じゃん。前日で打ち上げやればライヴの前に仲良くなれるんじゃないかと……。
――「打ち上げ」を前にやると。
LiN:前祝い(笑)それでウチらもSLHも入って皆で仲良くなるっていう。
将吾:いいっすね。でも逆に、先に嫌われる人も出てくるって可能性も。
一同:(笑)
将吾:だって酒グセ悪いのおるからさ? ここに!
CHISA:いやいやいや。
LiN:嫌われるような飲み方じゃない、大丈夫だよ。
将吾:じゃあ本番前にテキーラを一気するとか。
ハク:いいっすねえ。
将吾:実はライヴ前のテキーラ、DIVで1回やったことあって。
――えっ?
CHISA:前に1回シークレットで他ジャンルのイベントに出たんです。
将吾:ガールズバンド系のイベントのOAで。
CHISA:恥ずかしいから飲んで出ようって話になって。
将吾:皆でテキーラ飲んで出たら、すごい良いライヴができた(笑)
LiN:やろう(きっぱり)。
将吾:入りテキーラ。
LiN:一瓶!
莎奈:テキーラ一瓶は無理やて、あれ火つけたら燃えんねんで(笑)。
ちなみに大阪はHEROのためにビール用意していることが決まってるんで。だから他の地域も何か…特別ケータリングあったほうが。
LiN:じゃあ金沢はテキーラだ!
――飲みすぎてしまう人がでたらどうするんですか。
将吾:それは責任を持って俺が止めます。
■「俺たちは守りに走らない。攻めの姿勢で楽しみます」(将吾)
CHISA:だから、楽しませる方に一生懸命にやろうかなと。……例えば、色々言い過ぎるとネタバレになっちゃうけど、僕と結くんって衣装のサイズが全然違うから、ユナイトの衣装着てでようかなって思ったんだけど。ブカブカのまま。
ハク:おもしろい。
LiN:それもかわいい。
CHISA:偽ユナイトになりきろうかと。
将吾:俺も未緒さんになりきろう。扇の頭を作ろう。
――たしかにあんまり言うとサプライズになりませんね。
CHISA:仮装といえば、今年のハロウィンの一等賞はLiNくんだと思う(笑)。
LiN:それ最近いろんな人に言われる。
――顔を真っ白にして、ナイキのロゴになりきった仮装ですね。
将吾:今まで見たことないしね。
LiN:でしょ?
将吾:(LiNのナイキのロゴは)ぶっちぎりですよ。
LiN:みんな人をやると思ったから、ロゴをやろうかと。
将吾:ヴィジュアル系バンドマンの中とかじゃなくて、ハロウィン全体でナイキの勝ちですよ!
ハク:(演奏中に)ずっと当たってたけどね……。横向くたびに当たる(笑)。
LiN:今年結果出したから。来年が怖い。来年は地味にします。”高田馬場AREAの三柵にいる人”みたいな。
――まあ話がそれましたが、もしもユナイトのコスプレをするならそのくらい気合をいれると。
CHISA:この楽しい雰囲気だけ伝わっていただければ……。
将吾:俺たちは守りに走らない。攻めの姿勢で楽しみます。
――では、最後にイベントに対する意気込みをお願いします。
将吾:攻めの姿勢です!
CHISA:また、このメンツでライヴができるのは楽しみなんで、金沢でも盛り上げたいし、ファイナルは次の日のユナイトのワンマンに繋げられるようにしたい。さっきも言いましたけど、起爆剤になれるようにがんばります。
莎奈:お二人に出ていただいて嬉しいのはまず最初にあって、それと、主催者なので、主催者らしいライヴになるようにつとめたいと思います(笑)。楽しいイベントになるようにしたいです。
ハク:また一緒に何かできるのが楽しみです。これまではレーベルメイトとして外側からしかバンドを見たことなかったので、今回は共演することで、(バンドの)中から見れる機会ができたのが、楽しみだな。あとはテキーラ一緒に飲めるのが嬉しいです(笑)。なので楽しくできたらと思っています。
LiN:以前「デンジャー・フェスを東名阪でやりたいね」って話してたんですけど、DIVもなくなってしまって、難しいのかなと思ってたけど、今回のツアーはCHISA将吾組も出てくれて、カメレオも出てくれて、ーー幻のデンジャー・フェスが今、始まるーー。
CHISA:そこで終わるんですか?
一同:(笑)
LiN:だから嬉しいんです。それにかなり過酷なスケジュールに出てくれたわけじゃないですか、だからこのインタビュー上で誓いますけど、今後ツアー回りますってときに、全国どこでも二つ返事で行きますよ。
そういう絆が見れるライヴです!